おしゃぶりはいつからいつまで?歯並びに影響しない選び方をご紹介

子育て

おしゃぶりをいつから始めようか悩んでいるママは多いのではないでしょうか?

初めての子育ては分からないことがたくさんあるので大変ですよね。

簡潔に言うと、おしゃぶりは新生児(0ヶ月~)から使い始めることができ、大体1歳前後までの使用が推奨されています。

赤ちゃんはおしゃぶりをくわえると落ち着いたり寝つきやすくなったりする傾向があるので、育児への負担を多少軽減することができます。

しかし、おしゃぶりに頼り過ぎたり成長してからも使い続けたりしてしまうと様々な問題が起こる可能性があるので気を付けましょう。

今回はおしゃぶりの使用期間を詳しくご説明するとともに、おしゃぶりの効果や選び方、使用する上での注意点などもご紹介します。

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おしゃぶりはいつからいつまで使えるの?

おしゃぶりは新生児(0ヶ月~)からの使用が可能です。

そんなに早くからおしゃぶりをくわえることができるのか不安に思うかもしれませんが、赤ちゃんは誰からも学ばずに母乳を吸って飲むことができますよね。

これは赤ちゃん特有の、口に触れたものを吸う「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」によるものです。

そのため個人差はありますが、新生児からでもおしゃぶりに吸いつくことができるのです。

しかし赤ちゃんは月齢を重ねるごとに吸啜反射がなくなってしまうので、生後5~6ヶ月頃を過ぎてからおしゃぶりを始めようとしても赤ちゃんは異物だと判断して拒否をする可能性があります。

そのため、今おしゃぶりは必要ないけどいずれ使うかもしれないという場合は、早い段階からたまに使用させるなどして慣れさせておくといいでしょう。

そして、2~3歳を過ぎてからもおしゃぶりをずっと使い続けるというわけにはいかないので、1歳前後からは使用頻度を減らしておしゃぶりを絶てるように慣らしていき、遅くても2歳頃までには完全に絶てるようにしましょう。

おしゃぶりの効果

おしゃぶりは育児に必要不可欠なアイテムというわけではありませんが、使用することで様々な効果を発揮します。

この章ではおしゃぶりが持つ3つの効果をご紹介します。

赤ちゃんが落ち着く

赤ちゃんはおしゃぶりをくわえると母乳やミルクを飲んでいる心地になって落ち着いたり泣き止んだりする傾向があります。

そのため、公共機関や静かな場所などの泣いてほしくない時におしゃぶりを活用するといいでしょう。

また、赤ちゃんを抱っこで眠らせた後に布団に降ろそうとすると泣き出すことがありますが、そのような際におしゃぶりを活用するとスムーズに寝てくれることがあります。

鼻呼吸が上手になる

おしゃぶりをくわえると必然的に口が塞がれるので、鼻呼吸が上手になると言われています。

また、鼻の粘膜が細菌やウイルスの侵入を防いでくれることから、鼻呼吸をすると風邪やその他の病気にかかりにくいという効果もあります。

育児への負担が軽減する

おしゃぶりは子供を落ち着かせるアイテムであるとともに、育児をサポートするアイテムでもあります。

赤ちゃんがなかなか寝つかず困っている時や、家事をしたいけど赤ちゃんから手が離せないという時などに活用するだけで保護者の負担は少しでも軽減することができるでしょう。

おしゃぶりを使う上での注意点

おしゃぶりは赤ちゃんに安心感を与えるだけでなく、保護者にとっても助かるアイテムですよね。

しかし、おしゃぶりに頼り過ぎて習慣化してしまうと様々な問題が発生する恐れがあるので、公共機関や赤ちゃんが中々寝つけない時、家事をしたい時など活用時を絞って適度に使用することをオススメします。

この章ではおしゃぶりを使用する上での注意点をご紹介します。

過度な使用は言葉の発達が遅れる可能性がある

0~1歳頃の赤ちゃんは「あ~あ~」「う~」といった喃語を喋り、1歳以降に少しずつ意味のある単語や言葉を話し始めるのですが、おしゃぶりを長時間くわえていたり使用する頻度が多かったりすると、その分口が塞がれているので言葉の発達が遅れる可能性があります。

赤ちゃんは声を出すことを楽しんだり声色などを変えて感情を表現したりしているので、必要以上の使用はやめて赤ちゃんの声に耳を傾けてあげましょう。

歯並びに影響する可能性がある

おしゃぶりは唇と上下の歯列で挟んで舌と上顎を使って強く吸うのですが、この口の形をやり続けていると出っ歯になったり上下の歯の噛み合わせが悪くなったりすると言われています。

乳歯はそのうち抜けて永久歯へと生え変わるので関係ないと思うかもしれませんが、永久歯に全く影響がでないとは言い切れません。

まだ乳歯が生えていない場合は歯並びに影響する可能性は低いですが、乳歯が生え始める生後6~9ヶ月以降もおしゃぶりを習慣化している場合は気を付ける必要があります。

歯並びが悪いと歯科矯正をしないといけなくなったり、歯ブラシで磨きにくい部分が生まれて虫歯になりやすくなったりするので、そうならないためにもおしゃぶりの過度な使用はやめましょう。

赤ちゃんとのコミュニケーションが減る

おしゃぶりに頼り過ぎてしまうと赤ちゃんとコミュニケーションをとる機会が減ったり赤ちゃんが泣いている理由を考えなくなったりしてしまいます。

赤ちゃんは悲しいときや不安なときに泣いて感情を表現しますが、ママの顔を見て声を聴いたり触れ合ったりするだけでも安心するものです。

赤ちゃんに安心感を与えるためにも、おしゃぶりに頼り過ぎずたくさんのコミュニケーションをとってたっぷりの愛情を注いであげましょう。

おしゃぶりの選び方

おしゃぶりには赤ちゃんの成長段階に応じた形状やお手入れしやすい素材など様々な種類があるので、この章ではおしゃぶりの基本的な選び方をご紹介します。

月齢に相応しい形状を選ぶ

おしゃぶりは赤ちゃんの成長段階に応じて形やサイズが異なります。

パッケージに「新生児用」「0~6ヶ月」「3ヶ月~」などの使用時期が表示されているので、赤ちゃんの月齢に合わせて都度購入していくといいでしょう。

また、おしゃぶりは歯並びに影響する恐れがあるとお伝えしましたが、最近は歯並びへの影響を配慮したおしゃぶりも販売されているので気になる方は調べてみてください。

素材は2種類ある

おしゃぶりの素材は主にシリコンと天然ゴムの2種類があります。

シリコンは多少硬めの素材なので劣化しにくく洗いやすいのが特徴です。しかし硬い分、歯並びに影響を及ぼしたり赤ちゃんが異物だと判断して口に入れるのを拒んだりする可能性が高くなります。

一方で、天然ゴムはシリコンよりも柔らかい素材なので赤ちゃんが吸いつきやすいです。しかし、天然ゴムは熱に弱いので煮沸消毒をすると劣化しやすくなります。

どちらにもメリットとデメリットがありますが、製品によってはデメリットを回避したものもあるのでパッケージや商品紹介、口コミなどをよく見てから購入することをオススメします。

おしゃぶりホルダーはあった方がいい

おしゃぶりは赤ちゃんの口の中に入るものなので、衛生的に保つためにもおしゃぶりと洋服を固定する「おしゃぶりホルダー」はあった方がいいです。

布製やプラスチック製、木製など様々な種類のホルダーがあるので、塗料や欠陥などに問題がなく口に入れても安全なもの、そして紐が長いと手や首に絡まる危険性があるので長すぎないものを選びましょう。

おしゃぶりに付属されていなくても別で購入することができるので、持っていない方は購入することをオススメします。

まとめ

おしゃぶりは新生児(0ヶ月~)から使用することができます。

赤ちゃんはおしゃぶりを吸うと安心して落ち着いたり泣き止んだりするので、育児への負担を軽減することができます。

しかし、おしゃぶりに頼り過ぎてしまうと以下のような問題が発生する恐れがあるので、公共機関や赤ちゃんがなかなか寝つけない時、家事をしたい時など活用する場面を絞って適度に使用するようにしましょう。

  • 言葉の発達が遅れる可能性がある
  • 歯並びが悪くなる可能性がある
  • 赤ちゃんとコミュニケーションをとる機会が減る

また、おしゃぶりには様々な形状や素材があるので、口コミなどをよく見てから選ぶといいでしょう。

成長してからもおしゃぶりをずっと使い続けるというわけにはいかないので、1歳前後から使用頻度を減らしていき、遅くても2歳頃までには完全に絶てるようにしましょう。

 

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