突然ですがみなさんはヘアオイルとヘアミルクの違いをご存知でしょうか?
この二つ、見た目は違うが同じ働きをすると思われがちですが、実は全然違います。そのためヘアオイルとヘアミルクは向いている方も違います。
『どちらを使えばいいかわからない』『両方とも使ってみたがどっちが自分に合っているかわからない』と迷っている方も多いかと思います。
今回はヘアオイルとヘアオイルの違いとそれぞれどんな方に向いているのかをご説明するとともに、効果を高める使い方をご紹介します。
ヘアオイルの特徴
ヘアオイルとは名前の通り主成分にオイル(油)を使用しており、とろっとした質感が特徴のヘアケアアイテムです。
ヘアオイルは髪の保護力と保湿力に優れており、以下のような効果があります。
- 髪にツヤを出す
- 紫外線によるダメージから守る
- ヘアアイロン・コテなどの熱ダメージから守る
- 髪内部の水分の蒸発を防ぐ
- 髪内部への水分の侵入を防ぐ
- 髪に潤いを与えて乾燥を防ぐ
さらに、ヘアケアアイテムとしてだけではなくスタイリング剤としても使うことができ、髪に濡れ感を出したり広がりを抑えたりすることもできます。
ヘアオイルは髪の外側に働きかけるアイテムなので、以下のような方々に向いています。
- 髪が乾燥しやすい方
- 髪にツヤを出したい方
- 髪にまとまりがなく広がりやすい方
- 紫外線(お日様)をたくさん浴びる方
- ヘアアイロンやコテを頻繁に使う方
- 髪が太くて硬い方
ヘアミルクの特徴
ヘアミルクとはオイルと水を混ぜてクリーム状にしたヘアケアアイテムのことで、洗い流さないトリートメントとも呼ばれています。
水を混ぜているため水分量が多く使い心地がサラっとしているのが特徴ですが、その分コーティング力(保護力)が弱くなってしまい紫外線や熱ダメージから守る力がヘアオイルに比べてあまり強くありません。
しかし、浸透力や保湿力、補修力が優れているため髪内部のダメージを補修したり潤いを長時間保ったりすることができます。
このようにヘアミルクは髪内部に働きかけるため、以下のような方々に向いています。
- 髪がパサつきやすい方
- 髪にまとまりがなく広がりやすい方
- 枝毛が多い方
- 髪が細くて柔らかい方
- ヘアオイル特有のベタつきが苦手な方
効果を高める使い方
この章ではヘアオイルとヘアミルクの使用方法をご紹介します。
効果を高める使い方
ヘアオイルとヘアミルクはドライヤーの熱や風から髪を守る働きをするので、ドライヤー前に使いましょう。
使い方は同じなので効果を高める方法をご紹介していきます。
タオルドライで水分をしっかり取る
髪に馴染ませる前にしっかりとタオルドライをしましょう。
シャンプー後の髪は水分をたくさん含んでいます。その状態の髪にヘアオイルやヘアミルクを付けても薄れたり流れ落ちたりする可能性があるので、タオルで水が滴らないくらいまで拭き取るようにしてください。
手に出す量は髪の長さを目安にする
タオルドライをしっかりしたら手のひらにヘアオイル・ヘアミルクを出します。
この時、出す量が多いとべたついてしまい少なすぎると効果が充分に発揮されないので、手のひらには適量出しましょう。
髪の長さや量によって使う量は異なるので以下を参考にしてください。
【ヘアオイル・ヘアミルクの使用目安】
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一度髪に付けて足りないと感じたら少しずつ付け足すようにしてください。
手のひらで伸ばしてから毛先に付けて行く
手のひらに出してそのまま髪に付けるとムラができてしまうので、手のひらで伸ばしてから付けましょう。
しっかりと伸ばしたら傷みやすい(ダメージを受けやすい)毛先を中心に馴染ませていきます。
トップ(頭頂部)につけがちですが、実はトップの髪はあまり傷んでいないので毛先に付けてから残ったものを付ける程度で大丈夫です。
ドライヤー後は保湿やツヤ出しとして
ドライヤー後にも使うことで髪の保湿やツヤ出し、指通りを良くすることができます。
付けすぎると髪がべたついて見えてしまうので気を付けてください。
併用する場合は順番に気を付けて
本来はどちらか一つだけで大丈夫ですが、併用しても特に問題ありません。
併用する場合は先にヘアミルクを付けて少し時間を置いてからヘアオイルを付けてください。この順番で使うことで、髪の内部に潤いやダメージ補修成分を閉じ込めることができます。
順番が逆だとオイルでコーティングされてヘアミルクが浸透しにくくなり効果が半減してしまう恐れがあります。
併用する場合は順番が重要なので気を付けましょう。
まとめ
ヘアオイルとヘアミルク、あなたの髪に合っているのはどちらでしたか?
ヘアオイルはトロッとした手触りで髪の保護やツヤ出し効果など髪の外側に働きかけており、ヘアアイロンやコテを頻繁に使う方やツヤを出したいという方に向いています。
ヘアミルクは水分量が多いのため使い心地がサラっとしており、保湿やダメージ補修など髪の内側に働きかけています。ヘアオイル特有のベタつきが苦手な方や枝毛が多い方に向いています。
髪質や髪の悩みは人によって違うので、そのアイテムが友達の髪に合っていても自分の髪に合うとは限りません。
綺麗な髪を手に入れるためにはヘアオイルとヘアミルクそれぞれの働きを理解して自分の髪に合ったものを選んでください。