自分の頭皮の臭い気づいてる?チェック方法や原因、対策方法をご紹介

ヘアケア

人から頭皮の臭いを指摘されたことはありますか?

冗談交じりでも「臭う」と言われたら傷ついてしまいますよね。

頭皮は鼻よりも高い位置にあるので、自分ではなかなか臭いに気づくことができません。

では、どうしたら自分の頭皮の臭いに気づくことができるのでしょうか?

今回は頭皮の臭いのセルフチェック方法をご紹介すると共に、原因や対策方法を合わせてご説明します。

 

 

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あなたの頭皮は臭う?10秒でできるセルフチェック方法

簡単にできるセルフチェック方法を2つご紹介します。

どちらも10秒程度でできるので定期的にチェックしましょう。

①頭皮を触り指先に付いた臭いを嗅ぐ

指の腹で頭皮を何度かさすると、指先に臭いが付くのでそれを嗅いで確認しましょう。

頭皮を触る前から手自体に臭いが付いていたら頭皮の臭いがわからなくなってしまうので、臭いを消すためにも洗剤は使わずにお湯だけで手を洗いましょう。

②枕や帽子の臭いを嗅ぐ

枕や帽子は頭皮に触れている時間が長いため、臭いが染みつきやすいので嗅いで確認してみましょう。

頭皮が臭う原因は過剰な量の皮脂!皮脂が過剰に分泌されてしまう原因とは?

頭皮に過剰な量の皮脂が分泌されると臭いが発生しやすくなります。

皮脂は皮膚の下にある皮脂腺と呼ばれる箇所で分泌されており、紫外線やホコリなどの外的刺激から頭皮を守る役割をしています。

頭皮を守るためには常に適量の皮脂が必要なのですが、分泌量が多いと紫外線や空気に触れることで酸化して固まったり皮脂を餌とする雑菌が繁殖したりするため臭いが発生してしまうのです。

皮脂は全身の皮膚から分泌されていますが、なぜ頭皮だけ強い匂いが発生してしまうのでしょうか。

実は頭皮には皮脂の分泌量が気になると言われているTゾーン(額や鼻筋)の約2倍程の皮脂腺が存在しているので、他の部分よりも皮脂が多く分泌されてしまうのです。

また、あることが原因で分泌量が更に多くなってしまう場合もあります。

この章では皮脂の過剰分泌を招く原因や余分な皮脂が頭皮に残ってしまう原因をご紹介します。

間違ったヘアケア

洗髪は頭皮や髪を綺麗にすることを目的としていますが、洗髪方法を間違えると皮脂の過剰分泌を招く恐れがあります。

代表的な4つの原因をご紹介します。

洗浄不足やすすぎ残し

時間をかけずにササっとシャンプーを終わらせてしまうと洗い足りず頭皮に余分な皮脂や汚れが残ってしまいます。

また、すすぎが不十分だと頭皮にシャンプーが残り毛穴に詰まる場合があります。すると毛穴の中で雑菌が繁殖して皮脂を過剰分泌を招いてしまうのです。

洗浄力が強いシャンプーを使っている

高級アルコール系シャンプーという洗浄力(汚れを洗い落とす力)が強いシャンプーを使うと皮脂の過剰分泌を招く可能性が高くなります。

皮脂を洗い落とすためには洗浄力が強い方が良いと思われがちですが、強すぎてしまうと頭皮を守るために必要な皮脂まで洗い落とされてしまうので頭皮の乾燥に繋がります。

頭皮が乾燥すると身体は失った潤いを補うために皮脂を過剰に分泌します。

一日に何度も洗髪をする

頭皮を綺麗にするために一日に何度も洗髪をする人もいるかと思いますが、実はこの行為は頭皮に良くありません。

一日に何度も洗うと善玉菌という頭皮環境を整えるための菌が減ってしまいます。すると臭いの原因となる悪い菌が増えてしまいます。

また、頭皮を守る皮脂も洗い落とされてしまうので乾燥する場合もあります。

ドライヤーで乾かさずに濡れたままの状態で放置している

高温多湿は雑菌が好む環境なので洗髪後にドライヤーで髪を乾かさずに放置(自然乾燥)していると頭皮が蒸れてに雑菌が繁殖してしまいます。

また、濡れた髪は臭いを吸着する性質があるので、料理やホコリなどの臭いが髪について臭う場合もあります。

ドライヤーを使って乾かしても使い方を間違えていたら逆効果です。

同じ個所に長時間熱を当てると頭皮が乾燥してしまい、近距離で当てると髪が焦げてしまい焦げ臭いにおいが発生してしまう場合もあるので気を付けましょう。

乱れた食生活

皮脂の分泌量は摂取する食べ物によって左右されます。

皮脂の分泌量を増やす食べ物として代表的なのは、揚げ物やお肉などの脂っぽい食べ物と辛い食べ物です。

これらは普通に摂取する分には問題ありませんが、過剰に摂取すると皮脂の過剰分泌を招いてしまうので摂取量を気を付けましょう。

ストレス

ストレスを感じると交感神経(分泌腺や血管、内臓を機能させる神経)が働きアドレナリンとノルアドレナリンが大量に分泌されます。

この2つが増えると皮脂の分泌量が増えたり免疫力が低下して雑菌が繁殖しやすくなったりします。

また、ストレスを抑えるためにコルチゾールと呼ばれる物質が分泌されるのですが、これも過剰に分泌されると皮脂の分泌量が増えてしまいます。

睡眠不足

睡眠不足が続くとストレスや頭皮のターンオーバーの乱れを招いてしまいます。

睡眠不足は大きなストレスになるので自律神経が乱れることで交感神経が活発になり男性ホルモン(テストステロン)が多く分泌されます。

男性ホルモンは男性に比べると量は少ないですが女性にも分泌されています。

この男性ホルモンが前頭部から頭頂部の毛根に存在する酵素(5aリダクターゼ)と結びつくと皮脂の分泌量を促進させるジヒドロテストステロンに変化してしまうのです。

また、睡眠中に全身の細胞を修復したりターンオーバー(新陳代謝)を促したりする成長ホルモンが分泌されます。

紫外線や乾燥など日中に受けたダメージは睡眠中に成長ホルモンによって修復されるのですが、睡眠不足では分泌量が減ってしまい修復することができなくなってしまいます。

その結果、ターンオーバーが乱れて頭皮が乾燥してしまい皮脂の過剰分泌に繋がるのです。

加齢

皮脂ではなく加齢が原因となって臭いが発生することもあります。

年齢を重ねると代謝機能が衰えてしまい皮脂腺の中でパルミトレインさん(脂肪酸)と過酸化脂質(脂質が活性酸素によって酸化されたもの)が増えます。

この2つが結びついてパルミトレイン酸が酸化・分解されることで加齢臭の原因であるノネナールが発生してしまうのです。

加齢臭は中年の男性に発症するイメージがあるかと思いますが女性にも発症します。

皮脂の分泌量を正常に戻すための対策方法

頭皮から嫌な臭いを発生させないためには、皮脂の分泌量を正常に戻して頭皮環境を整える必要があります。

この章では皮脂の分泌量を正常に戻すための方法をご紹介します。

正しいヘアケアをする

頭皮環境を整えるには正しいヘアケアをすることが重要です。

頭皮環境を整えるためにオススメなのがアミノ酸シャンプーです。

アミノ酸シャンプーは適度な洗浄力なので必要な皮脂は残して余分なものだけを落とすため、頭皮の乾燥を予防することができます。

洗浄不足やすすぎ残しを出さないためにも、頭皮を揉み込むようにじっくりと洗いましょう。すすぐ際はシャンプーをした時よりも時間をかけることで、すすぎ残しを減らすことができるかと思います。

また、ドライヤーを使う前にタオルでしっかりと水分を吸収しておくことでドライヤーの時間を短縮することができるのでドライヤーによる乾燥を防ぐことができます。

そして髪を焦がさないためにもドライヤーは頭から10~15cm程離し、ドライヤーを小刻みに振って熱を分散させましょう。

皮脂が多すぎて自力で落としきれないという場合は美容室へ行きヘッドスパをしてもらいましょう。

食生活を見直す

食生活が乱れている方や加齢臭でお悩みの方は日々の食事を見直して改善しましょう。

皮脂の分泌を促してしまう食べ物の摂取を控えるだけでなく、皮脂の過剰分泌を抑えたり脂肪の代謝を良くしたりする働きを持つ栄養素を摂取して体内から改善していきましょう。

また、加齢臭の原因であるノネナールは酸化を抑える働きを持つ栄養素を摂取することで発生を抑制することができます。

以下の栄養素が含まれた食品を積極的に摂取しましょう。

ストレスを溜め込まない

ストレスが原因となっている場合はストレスを軽減させる必要があります。

睡眠や運動、趣味に没頭するなど自分なりの気分転換の方法を見つけてストレスを溜め込まないようにしましょう。

しっかりと睡眠をとる

成長ホルモンをたくさん分泌させるためにもしっかりと睡眠をとりましょう。

適度な運動をしたり寝る前にゆっくりと湯船に浸かり体を温めたりすることで睡眠が促され熟睡しやすくなります。

スマホやパソコンなどの明るい画面から出ている光刺激によって脳が覚醒されてしまい眠りが浅くなったり寝付けなくなったりする可能性があるので寝る前の使用は控えましょう。

まとめ

頭皮から臭いが発生してしまう原因は分かりましたでしょうか?

皮脂が過剰に分泌されると頭皮に残って酸化したり雑菌が繁殖したりするため、脂っぽい臭いが発生してしまうのです。

皮脂の過剰分泌を招く原因は以下になります。

間違ったヘアケア

食生活の乱れ

ストレス

睡眠不足

頭皮の臭いを放置すると抜け毛や薄毛を招く可能性が高くなるので早めに改善をしましょう。

また、臭いが消えても再発することもあるので定期的にセルフチェックをして頭皮の臭いを確認しましょう。

 

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