女性にとって美しい肌は永遠の憧れですよね。
自分も美しい肌を手に入れたいとスキンケアに力を入れている人は多いのではないでしょうか?
しかし、たくさん塗ったり高価なものを使ってみたりしているが、肌荒れが治らないと悩んでいる方もいるかと思います。
実は肌を綺麗にするために必要なのはスキンケアだけではありません。
今回は肌荒れの原因をご説明するとともに、美しい肌になるために必要なポイントをご紹介します。
美しい肌の3つの条件
美肌と聞いてイメージする肌は人それぞれだと思います。
美肌の条件は大きく3つに分けられているのでご紹介します。
♢潤いのあるみずみずしい肌
・角層(肌の最表面)に水分が十分に保たれている状態
・肌のきめが細かい
・肌がしっとりしていて柔らかい
♢血色がよくて透明感のある肌
・ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が順調に行われている
・メラニン(シミのもとになる色素)の代謝や血液の循環が良好
・くすみがない
・なめらかでごわつきがない
♢ハリと弾力がある肌
・肌内部の働きが良好でコラーゲンなどが十分に生み出されている
・弾むようなハリがあり、シワやたるみがない
肌荒れを招く4つの原因
肌荒れには吹き出物(ニキビ)や肌のカサつき、シワ、シミなどのさまざまな症状があります。
肌荒れの原因を知ることで改善や予防ができます。
この章では、肌荒れが発生してしまう原因を4つご紹介します。
バランスが偏った食事
コンビニ弁当やファストフードばかり食べていると栄養バランスが偏ってしまいます。
このような食生活を続けると内臓機能が低下してしまい、栄養を吸収することができなかったり、有害物質を排出する力が衰えたりしてしまいます。
すると体に溜まった有害物質が血液によって肌へとに運ばれてしまい肌荒れを招いてしまうのです。
睡眠不足
睡眠中は「成長ホルモン」と呼ばれるホルモンの一種が分泌されます。
成長ホルモンは成長期に骨や筋肉などの成長に必要なホルモンですが、肌のターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)の促進をする働きもあるため睡眠不足になるとターンオーバーのサイクルが乱れてしまい正常に行われません。
喫煙
喫煙は様々な病気を招くといわれていますが、肌荒れの原因にもなります。
タバコに含まれるニコチンという成分には血管を収縮させる作用があるので喫煙をすることで血行不良を招いてしまいます。
血液の巡りが悪くなると肌の血色も悪くなってしまうのです。
さらにタバコの有害物質が体内に入ると活性酸素(体をサビさせる酸素)が発生し、細胞膜を酸化させてしまいます。
細胞膜が酸化してしまうと栄養を取り入れたり老廃物を排出したりする力が衰えてしまい皮膚トラブルを引きおこしてしまうのです。
紫外線・乾燥
紫外線を浴びすぎると肌が刺激され、シミの原因となるメラニンを過剰に生成してしまいます。
また、肌のバリア機能も低下してしまうため、肌の水分保持力が弱まって乾燥へと繋がってしまいます。
肌は乾燥を防ぐために皮脂を過剰に分泌しますが、皮脂は必要以上に分泌されると化粧崩れや顔のテカリ、ニキビなどの原因となってしまいます。
栄養バランスの良い食事をとろう
美肌を目指すためには、内臓機能を向上させるバランスの良い食生活が大切です。
内臓機能が向上すると、栄養の吸収率が良くなるため肌の改善が期待できます。
理想的な栄養バランスを実現するためには、一日3食、主食・主菜・副菜の3品を選びましょう。
主食 | 米・パン・麺類 など |
主菜 | 魚・肉・大豆製品・卵 など |
副菜 | 主に野菜を利用した料理 |
さらに、以下の栄養素は美肌に効果的と言われているので積極的に摂取しましょう。
♢たんぱく質【肉・魚・卵・乳製品・大豆製品 など】
たんぱく質は体のあらゆる細胞を作るので、ハリのある美しい肌を維持するために必要な栄養素です。
♢ビタミンA【うなぎ・にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・モロヘイヤ など】
ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保つ効果があるため、不足すると肌の基礎体力が落ちてしまい肌荒れの原因になります。
♢ビタミンC【パプリカ・ピーマン・ブロッコリー・キウイ・ゴーヤ など】
ビタミンCはシミやそばかすの原因になるメラニン色素の生成を抑える働きがあります。
質の良い睡眠をとろう
人は就寝中に血液を通して栄養を行き渡らせることで全身の細胞を修復します。
起きている間は脳を使うことで血液のほとんどが脳に集中するため肌に栄養が十分に行き渡っていません。
睡眠中は体を修復させるために血液は体の各所にながれるので肌にも栄養が行きわたるようになります。
肌や内臓などの修復は6時間程かけて行われるため、最低でも毎日6時間の睡眠が必要です。睡眠時間が6時間以下になると肌荒れを招く可能性が高くなるので気を付けましょう。
また、睡眠中は約90分をひとつのサイクルとしてレム睡眠(眼球が動き脳は目覚めている眠り)とノンレム睡眠(体も脳もぐっすり寝ている状態)を一晩に3~5回繰り返します。
成長ホルモンはノンレム睡眠(体も脳もぐっすり寝ている状態)の時に多く分泌されるので、
ただ眠るのではなく質の良い睡眠(寝つきが良いく深いノンレム睡眠がしっかりととれる)をとることが大切です。
この章では、質の良い睡眠をとるための方法をご紹介します。
アロマオイルでリラックスする
興奮した状態では眠りにつきにくいのでリラックスすることが大切です。
気分を落ち着かせるための方法の一つとしてアロマオイルがオススメです。
ラベンダー、カモミール、マンダリンなどの香りが眠気を促すと言われています。
ノンカフェインのハーブティー(カモミール)
コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、脳を刺激し覚醒させる働きがあるので就寝前は控えましょう。
ノンカフェインのハーブティー(カモミール)は眠気を誘うと言われているためおすすめです。
就寝する一時間前に照明を暗くする
眠りを促すメラトニン(睡眠ホルモン)は、目に入る光の量が減ることで分泌量が増えるので、就寝する一時間前には照明を暗くしましょう。
読書をする(内容が難しい本)
人間の脳は難しい物事に直面すると休む傾向があるため、寝る前に内容が難しい本を読むと眠気を誘います。
逆に夢中になる内容の本だと脳が冴えてしまうので注意しましょう。
肌に水分を与えよう
美肌になるために最も重要なスキンケアは肌への水分補給です。
クレンジングや洗顔は汚れだけではなく肌に必要な水分や油分まで洗い落としてしまうため、肌が乾燥してシミやシワ、たるみといった肌トラブルを招いてしまいます。
このような事態を防ぐためにも、新たに肌に水分補給をする必要があります。
クレンジングや洗顔をしたあとは必ず化粧水で水分補給をしましょう。
詳しいスキンケア方法は、こちらの記事で紹介しているのでご覧ください。
【スキンケア方法間違えてない?正しい基本のスキンケア方法をご紹介】

まとめ
美しい肌を手に入れるためには、スキンケアだけでなく食事や睡眠などの日常生活を正すことも重要になります。
以下のことを意識し生活することで美しい肌へ近づくことができます。
- 栄養バランスの良い食事をとる
- 質の良い睡眠をとる
- 化粧水で肌に水分を与える
特別なケアをしなくても毎日の食事や睡眠などを見直し改善することで美しい肌を手に入れることができるのです。