みなさんはシミを作らないためにどのような対策をしていますか?
シミ対策と言うとスキンケアを思い浮かべる方が多いかと思います。
実は食べ物の中にはシミ予防に効果的な働きをするものもあるので、体の内側からもアプローチすることができます。
外側からのケアと内側からのケアを並行することで、シミを薄くしたりできにくくしたりすることができるのです。
今回はシミができる原因をご説明すると共に、シミができやすくなる食べ物とシミ予防に効果的な食べ物をご紹介します。
紫外線をたくさん浴びることでシミが発生します。
紫外線とは太陽光の一つで、肌に入り込む性質があります。
紫外線が肌に入り込むと肌をサビさせる活性酸素が大量に発生し、メラニン色素を生成するメラノサイトという細胞を攻撃します。すると皮膚は防衛反応を起こしてメラニン色素を作り出します。
メラニン色素は本来紫外線から皮膚を守る働きをしており、皮膚のターンオーバーによって角質と一緒に垢として排出されます。
しかし、紫外線を浴びすぎるとメラニン色素が過剰に作られてしまい、ターンオーバーでは排出しきれず皮膚に残ってしまいます。
メラニン色素は活性酸素によって酸化が進むことで黒くなるので、残ったメラニン色素が酸化することでシミになってしまうのです。
実はシミを作り出す原因は紫外線だけではありません。普段食べている物がシミの原因となっている可能性があるので次の章で詳しくご紹介します。
シミができやすくなる食べ物
これからご紹介する食べ物は適量なら問題ありませんが、過剰に摂取するとシミの原因となりかねません。
自分の食生活を思い出して当てはまっていないか確認しましょう。
砂糖
砂糖を過剰に摂取すると腸内に悪玉菌(体に悪い菌)が増加します。
すると体はが悪玉菌を退治するために大量の活性酸素を作り出します。さらにメラニン色素よりも強い「リポフスチン」という老化色素も作りだされるためシミが発生しやすくなるのです。
カフェインが含まれている飲み物
メラニン色素は通常肌の奥に散らばるかたちで存在しているのですが、カフェインが持つメラニン色素を動かす働きによって肌の表面へと押し上げられシミとなって表れます。
また、カフェインにはメラニン色素を拡散させる働きもあるため、すでに存在しているシミと合体するのでシミが大きくなってしまいます。
以下はカフェインが含まれている飲み物です。
コーヒー・ココア・紅茶・緑茶・ウーロン茶・抹茶・コーラ など |
ソラレンが含まれる食べ物
ソラレンという成分を含む以下の食べ物は紫外線を吸収しやすくシミを発生させる恐れがあり、摂取してから7時間程は紫外線の吸収率が高くなるので、日中に外出する場合は摂取しないよう気を付けましょう。
オレンジ・キウイ・アセロラ・レモン・パセリ など |
シミ予防に効果的な食べ物
シミができやすい食べ物をご紹介しましたが、シミ予防に効果的な食べ物もあります。
以下の成分が含まれた食事を積極的に摂り身体の内側からケアしていきましょう。
βーカロテン
βーカロテンは紫外線による肌のダメージを修復してメラニン色素を抑制する働きをするため、シミ予防に効果的です。
また、体内に入るとビタミンAに変わり皮膚の新陳代謝を高める働きをするのです。
緑黄色野菜(にんじん・ほうれん草・ピーマン・かぼちゃ など)柑橘類 など |
リコピン
リコピンには、シミのもとになる活性酸素を消す抗酸化作用という働きがあります。
トマト・すいか・あんず・ピンクグレープフルーツ など |
ビタミンB2
ビタミンB2はメラニン生成を抑制する働きがあるためシミ予防に効果的です。
バナナ・ナッツ類・アボカド など |
じゃがいも
じゃがいもに含まれる「でんぷん」という成分は色素沈着(皮膚の色が濃くなる)を軽減する効果があります。
また「カタラーゼ酵素」という皮膚の変色を防ぐ働きをする酵素も含まれているため、シミができにくくなります。
まとめ
シミができる原因で代表的なのは紫外線ですが食べ物が原因となってシミができやすくなることがあります。
以下はシミができやすくなると言われている食べ物です。
- 砂糖
- カフェインが含まれている飲み物
- ソラレンが含まれている食べ物
一方で、食べ物でシミを予防することもできます
以下はシミ予防に効果的な食べ物です。
- βーカロテン
- リコピン
- ビタミンB2
- じゃがいも
これらを積極的に摂取して、体の内側からシミ対策をしましょう。