今年も熱い夏がやって来ましたが、「日焼け対策がめんどくさい」「日焼けをしても気にならない」などの理由で日焼け対策を怠っていませんか?
また、日焼け後のアフターケアをせず放置していませんか?
日焼けをするとバリア機能が低下するため、肌に「アレ」ができてしまう可能性が高くなります。
10年後や20年後の肌のためにも、日焼け対策や日焼け後のアフターケアは絶対にやっておくべきです。
今回は日焼けが肌に及ぼす影響をご説明すると共に、アフターケア方法や日焼け対策方法をご紹介します。
日焼けした肌を放置すると○○ができる
日焼けの影響をご説明する前にまずは日焼けの原因である紫外線についてお話します。
紫外線は波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分けられており、地表に届いて悪影響をもたらすのはUV-AとUV-Bの2つです。
UV-A…波長が長く肌の奥の真皮まで到達する。
UV-B…波長が短いが肌の表皮に作用してサンバーン(肌
が赤くなる現象)を引き起こす。
紫外線が肌の奥まで入り込むことで内部の組織が破壊されたり変性したりするので、肌に悪影響がもたらされるのです。
肌が小麦色や黒っぽい色になる
肌が赤っぽい色から小麦色や黒っぽい色に変色します。
肌の色はメラニンと呼ばれる色素が関係しており、量が多いと黒くなります。
メラニンは紫外線を吸収して肌を守る働きもするので、紫外線を過度に浴びると肌を守ろうとしてメラニンが大量に生成されてしまうのです。
シミやそばかす
メラニンは本来肌の新陳代謝(ターンオーバー)によって細胞と共に剥がれ落ちていきますが、新陳代謝のサイクルが乱れるとメラニンは停滞し肌の奥に蓄積することでシミやそばかすになります。
新陳代謝は加齢やストレス、肌への刺激などが要因となって乱れてしまいます。
年齢を重ねるほど低下していくため、大人の方が症状が出やすいです。
シワやたるみ
肌のハリや潤いを守るコラーゲンやエラスチンなどの組織が壊されると、保湿機能が低下して水分を保つ力が弱くなるので肌が乾燥してしまいます。
肌が乾燥するとハリが失われてシワやたるみを招いてしまいます。
皮膚の炎症が重症化するケースも
皮膚の炎症が重症化して以下のような状態になるケースもあります。
- 酷い痛みを伴う
- 腫れる
- 水ぶくれ
- 発熱や全身のだるさを伴う
さらに免疫機能の低下も引き起こすため皮膚の感染症にかかりやすくなる傾向もあります。
日焼けは火傷と同じなので軽視しないでください。
うっかり日焼けをした!日焼け後はアフターケアが重要
シミの原因であるメラニンが生成されるのは日焼けをした72時間後と言われているので、素早いアフターケアが重要となります。
この章では日焼け後のアフターケア方法をご紹介いたします。
もしアフターケアをしても痛みが引かなかったり皮膚に異常が見られる場合は皮膚科を受診してください。
しっかりと冷やす
日焼け後の肌は熱を持っている状態なので、冷やしてほてりを鎮めましょう。
【肌を冷やす方法】
- 冷水で冷やす
- 濡れタオルで冷やす
- 氷や保冷剤で冷やす
範囲が広い場合はシャワーを使うと効率的に冷やすことができます。
また、日焼け後の肌は敏感なので氷や保冷剤を直接当てると刺激を与えてしまいます。タオルで包むまたは氷のうに入れるなどをしてから肌に当ててください。
保湿
肌の水分が蒸発しやすい状態なので化粧水や乳液でたっぷりと保湿をしましょう。
使う量が少ないと潤いを十分に与えられないので、適量(だいたい500円玉サイズ)使うようにしてください。
それでも足りなかったり乾燥が気になる場合は重ね付けしてください。
肌に負担をかけないためにも肌を優しく包み込むように馴染ませるのがポイントです。
洗顔
顔をゴシゴシと擦るように洗うと負担をかけてしまうので、しっかりと泡立ててから手のひらで泡を転がすように優しく洗いましょう。
スクラブ洗顔や洗顔ブラシも負担を与えかねないので、日焼けが落ち着くまでは使用を控えてください。
日焼け対策は1年中やるべき
日焼けを防ぐためにも日焼け対策をしっかりしましょう。
紫外線は晴れの日や日差しの強い日だけではなく、曇りや雨の日も降り注いでいるので一年中対策をする必要があります。
怠らずにしっかりすることで10年後や20年後の肌が綺麗に保てる可能性が高くなります。将来の肌のためにも今頑張りましょう。
日焼け止めを塗る
紫外線は窓ガラスを通って室内にも入ってくるので、日焼け止めは外出時だけでなく家の中で過ごす時も塗ってください。
しかし、屋内と屋外では紫外線の強さは異なるので、利用シーンに合わせて日焼け止めを使い分けましょう。
日焼け止めの選び方はコチラに記載していますので、併せてご覧ください。

しっかりと塗っても汗をかいたり服で擦れたりすると落ちてしまうので、2~3時間置きなどこまめに塗り直すことを心がけてください。
日焼け対策グッズを使う
肌だけではなく髪や目も日焼けをしてしまうので、以下の日焼け対策グッズも併せて使ってください。
- 日傘
- つばの広い帽子
- サングラス
- アームカバー
- 長袖
UVカットができるものを選びましょう。
まとめ
日焼けが肌に及ぼす影響は分かりましたでしょうか。
紫外線が肌の奥まで入り込むと細胞が壊されシミやシワ、たるみを招いてしまいます。
さらに肌の腫れや水ぶくれなどの炎症がおこるケースもあるので、日焼けを軽視しないでください。
うっかり日焼けをしてしまった場合は、すばやくアフターケアをしてあげましょう。
あなたのお肌のためにも日焼け対策をしっかりとしましょう。